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斬りとられた少年たちは 密室に閉じこめられ 風の侵入を防ぎ たぎるような暑さの蚕室で 傷口が腐って真っ黒になり 死んでゆくものが三人に二人 残りの一人だけが後宮の管理役に 宮殿の女の園を牛耳ることができる 少年たちは痛みにうめきながら 傷口のザクロのような海綿体の残りが 血を吹きながら白い腰布を真っ赤に染めてゆく それでも西の野蛮人であるかれらは そこで命をつなぐしか生きる道はない 生き残れば権力の中枢に近づくことになる 少年は永遠に女を知らず死んでゆく 男も知らずしんでゆく ただ権力の果てを目指して ただ生きるためのすべを託して 童貞のまま宦官になったものは 実に冷静にこの世を俯瞰できる なぜなら余分な惑いがなにもないからだ ただし三人に一人しか生き残らない |
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