![]() 立春以降に薄く張る氷のこと。 東京あたりでも昔は3月ごろまで見られた。地球温暖化の影響か,平野部ではあまり見られない現象になってしまった。道路も舗装されてしまい,水溜りの氷を踏んで割るといった経験ができなくなっている。 すみだ河 きしのうすらひ 解けそめて 水上かすむ 春は来にけり 加藤 千蔭 尾崎紅葉から筆号をもらった明治の女流作家 北田 薄氷 は,満24歳で夭折した。 薄氷(うすらひ)は儚く溶け去るというイメージから,人生の儚さにも通じている。 慣用句としては「薄氷(はくひょう)を覆む」(きわめて危険な場合にのぞむ)という言葉があるが,危険と儚さは隣り合わせのような気がしてならない。 薄氷や 命一つを もてあそび 小林 康治 うすらひや わづかに咲ける 芹の花 其 角 うすらいの 触れたらわずか 割れにけり 死ぬまでに書き残したいこと 薄氷を つつきて嘴の ごとき指 鷹羽 狩行 道端に 薄氷見つけ 飛び上がる 死ぬまでに書き残したいこと 薄氷と書いて「うすらひ」「はくひょう」「うすごおり」と読む。それぞれに微妙にニュアンスが違うが, 今日では多数の人が「はくひょう」と読み,なにか危険を感じながらもそれをかわしてゆくようなスリリングさを感じているのではないだろうか。 薄氷の 浮沈一指を もてたれり 小林 康治 薄氷の 人生われに 牙もてり 死ぬまでに書き残したいこと http://www7a.biglobe.ne.jp/~unguraziken |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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薄ら氷に 青天映し 春来る 自由気ままに |
希望 2005/02/27 12:12 |
俳句の季語には忘れられた日本の風景や心情を映した言葉がたくさんあると思います。最近,そんな日本語の旅をしています。自分でも知らなかった発見がたくさんあり,おもしろいです。 |
死ぬまでに書き残したいこと 2005/02/27 14:00 |
素晴らしいご趣味ですね。 |
希望 2005/02/27 14:48 |
個人的には二番目の句がいいと思います。 |
死ぬまでに書き残したいこと 2005/02/27 14:54 |
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