ささやかだけど役にたつこと
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作成日時 : 2005/01/25 07:19
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悪意に縛られた夜があり
沈黙に沈んだ朝を迎えても
一杯のご飯の白さに
ささやかだけどなにものにも変えがたい
たいせつな日常がある
ごまかしていた自分にも
一杯のほうじ茶を飲みながら
恥ずかしい自分もゆっくりとかみしめる
朝が早いときにはなにげないことが
鳥たちのさえずりに似たあいさつのようで
きもちのなかの平和な時間をとりもどせる
今日一日のどんな仕打ちにも
どんな悲しみにも
どんなやるせなさにも
その指の一本一本の動きで
こころをきざみとることができそうだ
もうすぐ春
それも自分の力に変えて
ささやかだけれど役に立つこと
レイモンド・カーヴァーのくれたぬくもりに
どんなときでも忘れてはならないものを
忘れないようにしようと
軽く両手を握りしめながら
小さく息を吐きだしてみた
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